WordPressにコメント欄を設置したいけど、ディスカッションの設定方法が全くわからないぞ!
今回はこのような疑問に答えます。
ディスカッションを適切に設定しないと「コメントが表示されない」「スパムコメント」などのリスクが発生します。
ただディスカッション設定は難しい言葉が多く、設定方法がわからないですよね。
そこで今回はWordPressのディスカッション設定について詳しく解説します。
画像60枚以上使い、わかりやすく解説するのでぜひ参考にしてください。
追記です。
WordPressを立ち上げたばかりの人にはWordPressの初期設定の記事もおすすめです。
この記事の著者
休日所長
副業ブロガー歴3年。月間32,000PVのブログ収益化研究所を運営。
WordPressのディスカッション設定とは
下記の3点について設定します。
- ピンバックに関する設定
- コメント欄に関する設定
- コメント欄のセキュリティに関する設定
ダッシュボードから【設定】⇒【ディスカッション】とページを進めると、ディスカッション設定の管理画面が表示されます。
コメントをもらうとブログのモチベーションがアップする
【ディスカッション設定】によりコメント欄を設置すると、読者さんから多くのコメントが届きます。
コメント内容のほとんどが「記事への感謝」です。
ヒロシさん
ありがとうございます。解説がとても丁寧で私にもわかりました。本当に”痒い所に手が届く”ものでした。
引用:All-in-One WP Migrationのバックアップと容量を上げる方法-コメント欄
佐藤元宣さん
本当にわかりやすくためになりました。
感謝の一言です。私自身、事業でワードプレスを使用したWEBサイトを公開しておりますが、pagespeed insights(ページスピードインサイト)でスマホとパソコンいずれも速度が遅く解決方法を探していました。
WEBに関しては全くの素人で、1から10まで書かれた通りに対応すれば改善できるようなページを探しており、やっとのことで、このページ(記事)に出会うことができました。
記事に書かれている通りに実行したところ、pagespeed insights(ページスピードインサイト)でスマホでは、赤表示(悪い)ものがオレンジ(改善必要)となり、パソコンでは、オレンジが緑(良好)となりました。
ちなみに、ロリポップのレンタルサーバーのプランをライトプランからハイスピードプランに変更し、LiteSpeed Cacheプラグインをインストール・有効化しましたが、その後をどうすればわからなかった状況でした。
しかしながら、この記事にはその解決方法が1から10まで素人でもわかるようになっており、本当に感謝しています。
私自身、人生で初めて記事に対してコメントしました。
そのくらいありがたく感じ、同じ悩みを抱えている人に届けばといった想いもありますし、本記事を作成・公開してくれたShotaさんに対するリスペクトにもつながると思います。
改めて、本当にありがとうございました。
ちなみに、画像最適化が完了するまで半日もかかりました。
引用:LiteSpeed Cacheの不具合のない設定方法-コメント欄
(素人からしますと、フリーズして動かなくなったのか心配になりました)
じゃにママさん
初めまして。
引用:【コピペOK】ブログ用プライバシーポリシーと免責事項・著作権の雛形-コメント欄
こちらのプライバシーポリシーを引用させていただきました。
実はグーグルアドセンスを先走ってプライバシーポリシーを設置する前に登録申請してしまい、まだ返事が来ていない状態になっております。
こちらのプライバシーポリシーを使わせていただけて本当に助かりました。
合格するように少しずつ頑張っていこうと思います。
ありがとうございました。
はちこさん
自分が見つけられないだけかと心折れそうでしたが、お返事をいただいて安心しました。
引用:XML Sitemapsの設定と使い方【XMLSitemapsがない人へ】-コメント欄
とりあえず教えていただいたXML Sitemap & Google Newsを使用して、引き続き設定を進めます。
迅速なご回答に感謝いたします。お忙しい中ありがとうございました。
読者さんから感謝のコメントのおかげで、私はブログへのモチベーションがアップしました。
皆様にも、コメント欄を有効活用してほしいと思っています。
そこで以下の項目では、安全にコメント欄を運営する方法を解説します。
WordPressのディスカッション設定の設定方法
ディスカッション設定では8つの項目を設定します。
①デフォルトの投稿設定
この項目ではピンバック機能の使用、コメント欄の設置について設定します。
投稿中からリンクしたすべてのブログへの通知を試みる
この項目にチェックを入れると、記事に外部リンクを貼った際に、外部リンク先にリンクを貼ったことを通知することができます。
外部リンク先の相手には、ダッシュボードの【コメント】に通知が届きます。
通知する目的はピンバックと呼ばれる相互リンクです。
外部リンク先の相手がピンバックを承認すると、相手のコメント欄に自分の記事が外部リンクとして貼られます。
ブログを立ち上げたばかりの方は、この項目にチェックを入れましょう。
被リンク獲得のためにも【投稿中からリンクしたすべてのブログへの通知を試みる】には、チェックを入れておきましょう。
ピンバックは必ず成功するわけではない
外部リンク先の相手が「ピンバックの通知」を受け付けていない場合、ピンバックは成功しません。
ピンバックは「成功したらラッキー」ぐらいの気持ちで設定しましょう。
新しい投稿に対し他のブログからの通知 (ピンバック・トラックバック) を受け付ける
相互リンクによるドメインパワーアップのためにも、チェックを入れておきましょう。
ピンバックの投稿画面での設定
ブロックエディタでは投稿画面のサイドバーから設定します。
ピンバックにより被リンクを獲得したい方は、投稿画面の【ピンバックとトラックバックを許可】にチェックを入れておきましょう。
新しい投稿へのコメントを許可
コメント欄を設置したい方は、必ずチェックを入れましょう。
WordPressにコメント欄が表示されない時の対処法
【新しい投稿へのコメントを許可】にチェックを入れてもコメント欄が表示されない場合は、投稿画面のコメント機能を確認します。
ブロックエディタでは、サイドバーにコメント機能が設置されています。
クラシックエディタでは投稿画面の【表示オプション】をクリックすると、コメント機能が表示できます。
コメント欄を設置する場合は【ディスカッション】にチェックを入れましょう。
②他のコメント設定
コメント欄の表示方法とセキュリティに関する設定を行います。
コメントの投稿者の名前とメールアドレスの入力を必須にする
コメント時にメールアドレスの入力するのは読者の負担になるので、チェックを外しましょう。
コメント欄へのセキュリティプラグインの設定
コメント欄のセキュリティに関してはプラグインで保護します。(スパムコメント対策)
コメント欄のセキュリティプラグインは、Throws SPAM Awayがおすすめです。
プラグイン | 無料使用 | 相性が悪いテーマ | スパムコメントの除去方法 |
---|---|---|---|
Throws SPAM Away | 可能 | なし | 自動 |
Akismet Anti-Spam | 不可能 | なし | 手動 |
Invisible reCaptcha for WordPress | 可能 | あり(Swell) | 自動 |
表の通り、Throws SPAM Awayは「Akismet Anti-Spam」や「Invisible reCaptcha for WordPress」よりも優秀なプラグインです。
Throws SPAM Awayの設定方法は、以下の記事で解説しています。
ユーザー登録してログインしたユーザーのみコメントをつけられるようにする
一人でブログを運営する場合はチェックを外しましょう。
WordPressに新規でユーザー登録する方法
WordPressへの新規ユーザー登録方法は、以下の通りです。
ダッシュボードから【ユーザー】⇒【新規追加】をクリックします。
【新規追加】のページが開いたら、以下のように設定してください。
- ユーザー名とメールアドレスを入力
- ユーザーに通知を送信にチェックをいれる
- 権限グループを購読者に設定
- 新規ユーザーを追加のボタンをクリック
ダッシュボードの【ユーザー】⇒【ユーザー一覧】をクリックすると、登録された新規ユーザーを確認することができます。
~日以上前の投稿のコメントフォームを自動的に閉じる
この項目もチェックを外しましょう。
ブログ立ち上げ時は、コメント欄が活性化するまで3ヶ月以上かかるためです。
アクセスが増えた時に、読者がコメントできるようにチェックを外しておきましょう。
コメント投稿者が Cookie を保存できるようにする、Cookie オプトイン用チェックボックスを表示します
この項目にチェックを入れると、過去にコメントしたことがある読者は「名前」「メールアドレス」「サイト」が自動入力されます。
読者の手間が省けるため、チェックを入れておきましょう。
コメントを~階層までのスレッド (入れ子) 形式にする
この項目にチェックを入れると、コメント欄が入れ子形式で表示されます。
チェックを外すと上図のようにコメント欄が直線形式で表示されます。
好みに合わせて選択してください。
当サイトは入れ子形式でコメント欄を設置しています。
1ページあたり~件のコメントを含む複数ページに分割し、 ~のページをデフォルトで表示する
この項目のチェックを入れると、設定した件数コメントが表示された後、次のコメントから別ページにコメントが表示されます。
チェックを入れコメント数を1件にすると、2件目以降コメントが2ページ目に表示されます。
分割された2ページ目以降のコメントは、誰も読まないためです。
デフォルト表示は【最後】を選択すればOKです。
③自分宛のメール通知設定
この項目では、読者からコメントされた時にメール通知が来るように設定できます。
読者からコメントされると、WordPressから上図のようなメールが届きます。
なお、WordPressから送られるメールの宛先は【一般設定】で入力した管理者メールアドレスです。
コメントが投稿されたとき
必ずチェックをいれましょう。
コメントがモデレーションのために保留されたとき
コメントの表示を手動承認制にした場合、読者からのコメントがブログに保管されます。
保管される場所はダッシュボードの【コメント】です。
ここもチェックを入れておきましょう。
④WordPressのメール設定
WordPressから送信されるメールは、レンタルサーバーから送信されるためです。
レンタルサーバーはメール管理に特化しているわけではありません。
そのため通知メールを適切に処理できず、迷惑メールに振り分けられてしまうのです。
このプラグインを使用すると、メール管理に特化したSMTPサーバーを通してメールを送信することができます。
そのためWordPressからの通知メールが、迷惑メールとして振り分けられることがなくなります。
お問い合わせフォームを設置する際にも必須のプラグインなので、ぜひ導入してみてください。
「WP Mail SMTP by WPForms」の使い方は、以下の記事で解説しています。
⑤コメント表示条件設定
この項目では、読者のコメント表示を手動承認制にするのか設定します。
コメントの手動承認を必須にする
この項目にチェックをいれると記事にコメントされた場合に、あなたが承認しないとコメント表示できないように設定できます。
迷惑コメント対策のためにも、チェックを入れておきましょう。
【コメント】に保管されている承認待ちコメントに【承認】というボタンがあります。
それをクリックすれば、コメント表示を承認できます。
すでに承認されたコメントの投稿者のコメントを許可し、それ以外のコメントを承認待ちにする
この項目にチェックを入れると一度コメントを承認した人は、手動承認しなくてコメントを表示できるようになります。
一度コメントをくれた人はスパムボットではないので、チェックを入れておきましょう。
⑥コメントモデレーションとコメント内で許可されないキーワードの設定
この項目では、コメント欄でのセキュリティに関する設定を行います。
コメント欄のセキュリティはプラグインで対策するので、空欄でOKです。
⑦アバター設定
アバター設定では、以下のように設定すればOKです。
項目 | 設定方法 |
---|---|
アバター表示 | 【アバターを表示する】にチェックを入れる ⇒コメント欄にアバターを表示できる |
評価による制限 | 【G — あらゆる人に適切】にチェックを入れる ⇒不適切なアバター画像を表示させない |
デフォルトアバター | 【ミステリーパーソン】にチェックを入れる |
⑧WordPressのアバター画像設定
WordPressでアバター画像を設定しないと、コメント欄で自分のアバターが「ミステリーパーソン」になってしまいます。
今回は「Simple Local Avatars」というプラグインで、アバター画像を設定する方法を解説します。
プラグインの追加画面から【Simple Local Avatars】を検索します。
検索結果に表示されたら「インストール&有効化」してください。
WordPressダッシュボードから【ユーザー】⇒【プロフィール】をクリックします。
Avatarの項目の【Choose from Media Library】をクリックします。
メディアライブラリーからアバターに使用する画像を選択します。
必要があれば、アバター画像を切り抜きします。
必要がなければ【画像切り抜き】をクリックしましょう。
アバター画像を選択できたら【プロフィールを更新】をクリックしてください。
これでアバター画像の設定は完了です。
コメント欄を表示させ、アバター画像が反映されているか確認しましょう。
お疲れ様でした。ディスカッション設定はこれで完了です。
締めに入る前にお知らせです。
SWELLユーザーの方にはSWELLプラグインの記事もおすすめです。
WordPressのディスカッション設定が終わったら
ブログツールを導入すると、より確実に稼げます。
以下の記事では、開設14ヶ月で「月間28,000PV、月間収益5万円」を実現させた神ツールを紹介しています。
ぜひチェックしてみてください。
>>ブログアフィリエイト収益化を加速させるおすすめツール20選
WordPressのディスカッション設定のまとめ
今回はコメント欄を使用する方に重要なディスカッション設定について解説しました。
この記事の内容をおさらいします。
- コメント欄を設置したい場合は【新しい投稿へのコメントを許可】にチェックを入れる
- アバター画像は「Simple Local Avatars」を使えば簡単に設定できる
- コメント欄を設置する場合は、スパムコメント対策プラグインが必須
コメント欄を活用したい方は、必ずスパムコメント対策プラグインを導入してください。
以下の記事でもWordPressの初期設定について解説しているので、ぜひご覧ください。
WordPressのディスカッション設定の質問集
WordPressでコメントに返信する方法
読者からコメントが来た時に返信する方法を解説します。
読者からコメントされると、ダッシュボードの【コメント】にコメント数が表示されます。
コメント表示を手動承認制にしている方は承認待ちのコメントを承認してください。
承認すると画面が切り変わるので【返信】をクリックします。
返信用のコメント欄が表示されるので、返信内容を記入し【返信】をクリックしたら完了です。
返信が終わったら、自分の記事のコメント欄を確認してみましょう。
管理者以外にもWordPressへのコメントを通知する
WordPressブログを複数人で運営する場合に、問題が生じます。
そこで「cbnet Multi Author Comment Notification」というプラグインで管理者以外にも、コメント通知する方法を解説します。
プラグインの追加画面から【cbnet Multi Author Comment Notification】を検索します。
検索結果に表示されたら「インストール&有効化」してください。
次にWordPressダッシュボードから【設定】⇒【ディスカッション】をクリックします。
【cbnet Multi-Author Comment Notification Setting】では、以下の項目にチェックを入れます。
チェックを入れる項目 | 日本語訳 |
---|---|
Send comment notification emails to the site admin email address | コメント通知メールをサイト管理者のメールアドレスに送信 |
Send comment notification emails to all Administrators | すべての加入者にコメント通知メールを送信 |
Send notification emails for comments from registered users | 登録ユーザーからのコメントをメールで通知 |
Send notification emails for comments held for moderation | 保留中のコメントがあった場合、メールで通知 |
さらに以下の項目に、管理者以外のメールアドレスを入力してください。
メールアドレスを入力する項目 | 日本語訳 |
---|---|
Additional Emails(Send comment notification emails to these additional email addresses) | 追加のメール(これらの追加のメール アドレスにコメント通知メールを送信します) |
設定は完了したら【変更を保存】をクリックしましょう。
これで管理者以外にも、コメントがあった場合に通知メールが届きます。
WordPressの設定画面にログインできない
プラウザのアドレスバーに「https://ドメイン名/wp-login.php」と入力します。
WordPressへのログイン画面が表示されるので「ユーザー名」「パスワード」を入力します。
【ログイン】をクリックすれば、WordPressの設定画面にログインできます。
WordPressにディスカッション設定の項目がない
管理者以外に重要な設定を変更させないための、WordPress機能によるものです。
ディスカッション設定を変更したい場合は、管理者に変更を依頼しましょう。
参考サイト